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ギターやその他楽器、録音関連機材のレビュー など?? Since 2007/03/15
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Rage Against The Machine
のからみで、名前だけは知ってた

チェ・ゲバラ

医者であり、冒険家であり、革命家
そんな彼のドキュメント映画。


サブプライムローンに始まる世界金融危機でようやく認識し始めた
アメリカ金融帝国主義の現実。
本当はみんな、もっと早くから知っていたはずだが。

「金持ちになりたければ、まず金持ちになれ」

コレは自分が勝手に作った言葉だが、
資本主義の大きな矛盾を突いているつもりだ。
金が金を生む。


映画の中でも
「世間は苦労して成功した人の話を好むが、それは幻想だ
成功とは別の大きな力で決められているものである。」
うろ覚えなので、大分違ってるかもしれないがそのような言葉が出てきた。

苦労し、努力し、成功した人間は確かにいる。
しかし、同じだけ苦労し、同じだけ努力し、成功しなかった人間の方がはるかに多い。
努力をすればすべての人が報われると言うのは幻想だ。
努力をするのが無駄だと言いたいんじゃない。
資本主義は富める者を富ませ、貧しい人を貶める。

ベネズエラのチャベス大統領のようなことを国連で発言する人間が
自分が生まれるよりずっと前にいたことに驚いた。


しかし、自分としては資本主義を根本から否定する気はない。
成功者は自分が、幸運者であることを自覚し、
贅沢を戒め、成功による富を少しでも社会に還元するべきだ。
「努力が報われる社会」
とは、成功した後の富を税などに取り上げられないことを言うのじゃない。
努力をすれば、報われる確立が高い社会のことを言う。



別の見方をしよう。

世界の富は有限で、
誰かが得をすれば、誰かが損をするのだ。
今の日本の豊かさも、
他の国の貧しさの上に成り立っている。
直接見えないだけだ。
自分たちも、アメリカと一緒だ。
真に平等な社会を望むのならば、今の富を捨てる必要がある。

そう思いながら、この豊かさを自分は捨てられるのか。
自分にはまだ何か足りないのか?
悩ましい限りだ。



そんなことをあれこれ考えさせる映画でした。

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